漢方一言解説

【NO011 】三里

歳の瀬になり忘年会を含め、何かと食べる機会も多くなると、 胃腸の具合も悪くなりがちですが、 この様な時に階段や坂道を急ぎ足で歩いた時に、 主に左足のいわゆる“弁慶の泣き所”と言われる、 膝から下の骨の際が引きつって歩き難 […]

【NO010 】成・長・化・収・蔵

春四月に入学した小学生達も、 夏休みが過ぎて9月に2月期が始まれば、 急に幼さが抜けて子供っぽくなるのを感じられると思います。 東洋医学は四季毎に変化する状況に合わせて治療する医学なので、 成長化収蔵と呼び方を変えて 春 […]

【NO009】夏やまい

今年も大変暑くなりそうですが、 今回は夏を疲れなく過ごす為のお話しです。 身体に入った熱気や寒気は四季毎で体外への排泄方法が異なります。 具体的に 夏に入った熱気は発汗、 春と秋に入った湿気は排尿、 冬に入った寒気は排便 […]

【NO.008】経脈って何?

身体には多くの見えない線があります。 東洋医学ではその線を経脈(けいみゃく)と呼びます。 この経脈は左右の半身それぞれ12脈、前後に2脈ありますから、 12+12+2脈で都合26脈が身体を縦に走行します。 そしてこれらの […]

NO.007 ツボの位置

例えば親指と人差し指を広げた時に出来る三角形の中で、 何処でもいいですから軽く押さえてみて下さい。 どうですか。軽く押さえているだけなのに痛む場所と何も感じない場所があると思います。 つまり痛む所にツボがあるのですが、 […]

【NO.006】痩せるなら寒い時が最適! 

人は寒いと無意識に身体を緊張させて堅くし、毛穴を閉じて体温が体の外に逃げないようにします。 つまり 身体は冷気により無意識に絞られているのですから、 冬は外に立っているだけで本来は絞られてダイエットされるのです。 しかし […]

【NO.005】“カイロ”はどこに貼ればよい?

人は寒いと温度を取られないように服を着込んだり、温かいものを食べ、更に動いて体温を上げますが、本来温度は外から加えるのではなく、自分で作らないといけないのですが、 しかし文明の進化により“カイロ”が発明されて何もしなくて […]

【NO.004】風邪の時にうどんねぎを食べてもいい?

風邪の時にうどんねぎを食べてもいい?

風邪をひいた時、何時頃からかうどんにネギを多く入れて食べる習慣が出来たようにおもいますが、皆様もそのようにしていませんか。中国の『傷寒論』という薬の聖典の12条には「風邪をひいた時は肉や麺等を食べさせるな」と書かれていま […]

【NO.003】生姜は身体を温める?

生姜は身体を温める?

最近テレビや雑誌で「生姜は身体を温める」と話題になっていますが、『本草綱目』(ほんぞうこうもく)という中国の本に「生姜は五臓全てに働きかけ、風邪による寒熱を除く云々」とは書かれていますが、何処にも「身体を温める」とは記述 […]

【NO.002】鍼って何故効くの? 

鍼ってなぜ効くの?

多くの方に「はりする?」と言うと「痛くないの」と聞かれますが、私がさせていただいている“日本の鍼”は、“中国の針”のように刺激を目的とはしないので、少しの痛みはあっても、子供でも耐えることができるほどです。では何が違うの […]