著作書籍

『腹法愚解』木田一歩/著

今後出版予定の木田鍼灸院院長 木田一歩/著書『腹法愚解』の中から、淋病、小便閉、動気三候、腹部の動悸を診る場合について一部抜粋してご紹介いたします。

General content

(2p) 前言・凡例

(3p) The first chapter 基礎概論編

(39p) The second chapter 症状各編

(55p) Reference book

(56p) Omake

48. 淋病(小便渋痛は熱が膀胱に客したことで滲泄出来ない事により生ず)

■ 下脘水分実際に閉塞して胃中に湿熱が生じる場合は排尿が渋り痛む。
   下脘水分実際に閉塞して胃中に湿熱が生じる場合は 排尿が渋り痛む。

■ 気海に動悸があり大便が秘結し両尺位が実脈の場合は胃中の湿熱が甚しく排尿が渋り痛む。
気海に動悸があり大便が秘結し両尺位が実脈の場合は胃中の湿熱が甚しく排尿が渋り痛む

■ 臍下が虚して補剤を用いなければいけない場合は排尿が渋り痛む。
排尿が困難

49. 小便閉(癃閉により物理的に排尿困難になった場合多くは火邪が小腸、膀胱に絡して膀胱の水が渇いて熱により閉じ小便が出なくなったことにより生ず)

■ 次第に大きくなって押えて痛まない場合は虚証であるが、次第に大きくなって押えて痛む場合は実証である。
排尿が困難

■ 排尿が困難な場合は曲骨を押圧して軟らかい形状である。
排尿が困難

12. 動気三候(三焦の動悸)

動悸:
血液のやりとりは心-腎が基本である。本来心という上焦は肋骨にかこまれ下は膈に遮断され、正常なら心臓の拍動や動脈の拍心動は抑え込まれている。それが体表面に出て来たり骨を伝わったりして外から分かるのは病である。また衛陽が虚した表虚の場合でも起こる。
動気三候(三焦の動悸)

■ 膻中:静かなのがよい。
■ 扁偏:「血脈を治する者」虚里の動を穏やかにするもの
■ 虚里と寸口は同じ動きをする。(荒々しい場合、結する場合等)
■ 虚里の動が衣服の上からでもわかる場合は

  1. 宗気が内を固められず中気が虚は凶徴である。
  2. 陰虚陽盛である。

■ 虚里の動を
□ 軽按して触れ重按して触れないのは気虚である。
□ 軽按して洪大、重按して虚細なのは血虚である。
■ 結代で沈遅は寒積、浮数は熱積である。

参考

老人性耳鳴り(低音の耳鳴り)と動悸について

聴覚に疾患がない場合で起こる耳鳴りは心臓の拍動が骨を介して耳に伝わっていることが多い。例えば血圧が高く心拍動が正常ではない場合である。

■ 血圧が高く血に勢いがある場合はその余韻が音になり上昇していく。
■ 血圧が低く血に勢いがない場合は無形の音だけが脳に響いていく。
■ 流体する血の陽気が強いとそれを主る心臓は正常に働くことができず、心の陽気が溢れて脳が正しく感覚を判断することができなくなり幻聴を聞くようになる。
■ 古典には胃の気が少なくなり過ぎて食べられなくなった場合で生じる幻聴に対して「海水を綿花に含ませたモノを口に含ませるとよい」と書かれている。

13. 腹部の動悸を診る場合(正常であれば動気はない)

■ 邪気と元気とを区別しなければならない。
□ 軽按して動悸が強いのは邪気である。
□ 重按して動悸が強いのは元気である。
■ 邪気の動きを診る。(手に変動があれば多くは邪気の動き)

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