漢方一言解説

【NO009】夏やまい

今年も大変暑くなりそうですが、

今回は夏を疲れなく過ごす為のお話しです。

身体に入った熱気や寒気は四季毎で体外への排泄方法が異なります。

具体的に

夏に入った熱気は発汗、

春と秋に入った湿気は排尿、

冬に入った寒気は排便で排除されます。

ですから夏は汗をよくかかないと病になるのです。

クーラーで皮膚を冷気で閉ざし汗がかけない環境にいると、

胸部に熱気が溜まって、動悸や息苦しさを感じたり、尿意が頻繁になり

しかも

不快感を伴って口渇が止まらず、お腹が張って苦しくなって食欲がなくなる

所謂“夏負け”になります。

その対策は

①汗は適度に必ずかいて放熱しましょう。

②水は動かない時は大量に飲まなくてもよいです。

③そして水を飲んでもまだ熱ければ、手から肩まで順に水で流すとすぐ冷えます。

④食べ易いからとパンや麺に偏らず米を食べましょう。

⑤休日でも平日と同様一度起きて朝食を済ませ、その後横になればよいです。

⑥熱くても裸ではなく大き目の服を着て汗を吸い取らせましょう。

⑦扇風機の風に長時間当たると、そこが痺れて動かず痛む事があります。

等心当たりないですか。

尚夏負けに漢方薬はありません。早寝早起・快食快便のみです。

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