漢方一言解説

【NO.005】“カイロ”はどこに貼ればよい?

人は寒いと温度を取られないように服を着込んだり、温かいものを食べ、更に動いて体温を上げますが、本来温度は外から加えるのではなく、自分で作らないといけないのですが、

しかし文明の進化により“カイロ”が発明されて何もしなくても温まれる様になりました。その賛否はともかく、ではどこに貼るのが効果的でしょうか。そもそも温める“熱”の働

きには、①水を沸かした時に出る水蒸気を例にして、物を下から上に上げる働きと、②手をさすった時に温まる事を例にして、血の流れを速くする二つの働きがありますね。

これから考えると、

①の熱は下から上に上がる作用からすれば、身体で一番下のお尻の真中で仙骨という骨の上と、②の血の循環を速くする作用から、呼吸を楽にするように、意味があって左肩甲骨の上の二箇所に貼るのが最も効果があります。

しかし本来温度は自分で作るもので、与えられるものではないのですし、普通に日常の暮らしができているならば、決してカイロを貼らなくても、体温は十分にあります。いや!!ありすぎかもしれません。

皆さん“寒えると冷たい”を一緒にしていませんか?この話しは次回に。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加